caption:越前について

photo:越前 マップ
photo:越前 五箇地区
photo:越前 蔵の辻 photo:越前 大蔵神社
photo:越前 街 photo:越前 大蔵神社
photo:越前 街 photo:越前 街
photo:越前 和紙 photo:越前 和紙
photo:越前 紙漉き
photo:越前 塗 photo:越前 重箱塗
photo:越前 打刃物 photo:越前 打刃物

caption:いにしえの歴史と文化が息づく…自然に恵まれたまち、越前市

越前市は、福井県の中央部に位置し、平成17年10月1日に旧武生市と旧今立町が合併して誕生しました。
周囲を400~700m級山々に囲まれ、日野川をはじめとする清流の恵みを受け、豊かな自然環境と美しい里地里山の風景が残っています。本市の歴史は大変古く、「大化の改新」の頃に越前の国の国府が置かれ、以来、北陸地方の政治・経済・文化の中心地として栄えてきました。
平安時代には、「源氏物語」の作者である紫式部が、生涯でただ一度、京の都を離れ、多感な少女時代を過ごした地です。また、平成19年に即位1500年を迎えた継体天皇が祀られる岡太神社、桜と紅葉の名所である花筺公園など、歴史や文化、自然に富んだ地域です。
産業では、越前和紙をはじめ、越前打刃物や越前指物など多くの伝統産業から、電子部品などの先端技術産業に至るまで幅広い産業が集積し、福井県内一の製造品出荷額を誇る「ものづくり都市」として、力強く発展を続けています。

caption:古い伝統文化の町、越前の国府

奈良時代の終わりから平安時代の初めにできたといわれる歌謡集「催馬楽(さいばら)」に“道の口 武生の国府に 我はありと…”とあります。この歌からも越前の国府は越前市・武生にあったことがわかります。

caption:紫式部

紫式部が越前国守に任ぜられた父藤原為時とともにこの地を訪れたのは長徳2年(996年)、当時、式部は20歳前後であったといわれています。式部の生涯でただ一度、都を離れて越前市で過ごした1年余りの経験は、その後の式部に大きな影響を与えたと考えられています。源氏物語の中には、作者紫式部が越前市で過ごした体験が生かされていると考えられています。「朝顔」の巻の雪山を作る場面、「蓬生」の越の白山、「浮舟」の武生の国府など、「紫式部集」に遺された越前ゆかりの歌と相通じる部分があります。

caption:継体天皇

この地の王、男大迹(おおど)の王は、507年に河内国の樟葉宮で26代継体天皇として即位しました。

caption:府中三人集(前田利家・佐々成政・不破光治)

戦国時代には、織田信長の家臣である前田利家・佐々成政・不破光治の府中三人衆が越前を治め、現在もその時代を偲ばせるゆかりの史跡が数多く残っています。

caption:与謝野鉄幹・晶子

与謝野鉄幹・晶子夫妻は、浄土真宗出雲路派本山毫攝寺(越前市清水頭町)法主と親交があり、昭和8年にこの地を訪れ、20数首の歌を残しています。

caption:越前和紙

手漉き和紙では、日本一のシュアを誇る越前和紙の歴史は古く、日本に紙が伝えられたといわれる6・7世紀頃には、すでにすぐれた紙を漉いていたことがうかがえます。奈良の正倉院には西暦730年の年号を記した越前和紙が保管されています。紙漉きの技術を伝えられた人々は、清らかな水と厳しい冬の寒気の中で美しい和紙を漉き続けてきました。楮・三椏・雁皮・麻等を原料とし、「越前奉書」をはじめ襖紙・小間紙・卒業証書など多種多様の和紙を生産しております。その技術は、横山大観やピカソなどの芸術家からも熱烈に支持されるなど、まさに日本一の揺るぎない地位を占めた和紙の里です。

caption:越前塗

起原は古く6世紀にまで遡ると伝えられています。第26代継体天皇が幼少の頃の御冠の塗り替えを、河和田の郷の塗師に命じたところ塗師が、手塗の黒塗の食器を献上しました。その光沢の見事さに深く感動し、漆器造りを奨励したのが、越前漆器の始まりと伝えられています。
挽物はトチノキ、ミヅメ、欅等を立木挽きします。越前では古くから良質の漆が採れ、塗りは花塗(塗立)が特徴です。堅牢な下地づくりに塗重ねた光沢と優雅なつくりには定評があります。主産地の名をとり、河和田塗としても知られています。

caption:越前打刃物

越前打刃物は、そのルーツを約700年前、南北朝時代の京都の刀鍛冶職人千代鶴国安が、この地で刀剣をつくる傍ら鎌などの農業用刃物も製作するようになったことが起源とされています。国安は、刀を造る度に研石を使って狛犬を彫り、井戸に沈めたといわれます。そこには、「刀は人を殺すための武器であってはならない、武士の象徴として存在してほしい」という「職人としての願い」が込められていたのです。この精神は、人を殺める武器ではなく「最高の道具」をつくるというカタチで現代の越前打刃物の職人達にも引き継がれています。このよう職人たちの手から作り出される越前打刃物は、確かな歴史が育んだ火造り鍛造による最高の切れ味の打刃物です。